古き良き日本伝統家屋を見直す動きについて
近年、日本の伝統的な家屋である「古民家」を見直す動きが加速しています。
日本という国の伝統や「ワビ・サビ」という概念に憧れをもつ外国人の増加に伴い、来日する外国人向けに、より日本を感じてもらえる古民家をリフォーム、改装したホステル。カフェが人気となり、定年をむかえたサラリーマンのセカンドライフとして実家の古民家をリフォームしたり、地方行政の支援政策による、いわゆる”田舎暮らし”の為に古民家を探し移住したいという方も多いようです。
また、地域の気候特性にあわせた建築様式や、地元の木材を利用し、メンテナンスさえすれば、長く利用が可能な耐久性なども注目されています。
訪日外国人だけでなく、日本人にも古民家を利用したカフェやレストランは人気が高く、日本の伝統的な家具や雑貨などを扱う店舗でも古民家をリノベーションした店舗が活用されています。
地域一帯を景観保存地区として古民家を利用している場合や、重要文化財として登録されている旧家など、保存から活用へと古民家の利用範囲が広がっています。ただし、重要文化財の古民家の店舗利用などは行政との調整が必要です。
定年を迎えたサラリーマンが、ゆったりとした老後を過ごす為の古民家移住や、地方自治体の空き家対策など様々な支援策もあり、長く住むことができる古民家を探す動きが高まっています。
個人、企業を問わず古民家を改装し、民宿・ホステル・ホテル・観光旅館として再生活用されており、訪日外国人を中心に高い人気があります。また、地域の活性化や幅広い年代の雇用対策としても注目されています。
古民家の改修・リフォームでは、現代の住宅とは異なる技術・経験が必要となります。寺社・仏閣などを建築する宮大工などの伝統技術はよく知られていますが、古民家では大黒柱や大きな梁など、歴史を感じさせ、建物にとって重要な部分を活かしつつ、利用できる建材は再利用し、耐震や防火設備、また利用用途にあわせた改修工事をおこなう必要があります。古民家が古民家である事を失う事なく安全に居住・営業をおこなう事が求められます。
そうした技術的な要素や、技術を要した職人の数にも限りがある為、費用の面でも大きくなるという二次的な問題もあり、技術・コストの両面で信頼できる業者選定が最も大事といえます。
古民家でも、特に地域に根付いた旧家などは、文化財としての価値を有している建築物が多々あります。そうした文化財としての建物であっても、ごく普通の生活を営まれている方々もおられます。ですが高齢化などの問題や、相続時に住居として利用せず、店舗として賃貸による資産活用などの為、リフォームをしたいと思っても、なかなか自由にできないという問題があります。そうした文化財指定の古民家では関係する行政・担当者との複雑な対応、手続きが必要となるため、一般的な工務店やリフォーム業者では、非常に対応が難しいという問題があります。当社では、そうした文化財のリフォーム実績もございます。関連手続き対応まで安心してお任せいただけます。
コダマ建設では古民家のご活用に関する、様々なリノベーション関連業務にご対応させていただきます。
古民家改修・リノベーションならお気軽にお問合せください。